うさぎの書斎

司書教諭が読んだ本

レファレンス雑記について

勤務校の情報の授業では、プレゼンテーションに力を入れていて、そのための調査で生徒達は図書館にやってくるのだが、なかなかどうして難しいレファレンスが持ち込まれる。

なぜなら、調査の糸口として「まず文献にあたる」のならともかくとして、なぜか知らないが教科の指導方針は、「インターネットやインタビュー、その他いろいろ調べたけれどわからなかったら図書館へ」という感じなので、結構本質的な問に対する答えを要求される。

その上、生徒の知りたい内容が充分に言語化されていないもんで、

生徒:情報の調べ物で来ました。

私:何について調べているのかな?

生徒:情報の調べ物で……

私:(だから情報の調べ物で来てる前提なのはわかってる)何をテーマに選んだの?

生徒:洗濯機について

私:・・・洗濯機の何について調べているのかな?

 

ということの繰り返しだったりする。

それでも思わぬ資料を入れることにつながったり、こちらもさまざまなことが勉強できる良い機会となっているので、そのレファレンス例を書いていきたい。