うさぎの書斎

司書教諭が読んだ本

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

奇跡のリンゴ

読書に関する本は、可能な限り入手している。 私の読書術というのは、誰をまねしたものでもなく、自己流である。そのためなかなか言語化して説明するのは難しい。自分の読書術の言語化にふさわしい表現を探して読み続けていると言っても過言ではない。 また…

悪党

好きな作家をあげる時、この数年間は南木佳士と答えてる。 もともと母が読んでいたこともあり、高校時代、母のところから文庫を持っていっては読んでいた。母の読書の傾向は、その時々ではっきりしていたので、南木佳士を読んでいたときには正直びっくりした…

肩たたき

「家族」とはなんだろうとたびたび考える。 両親がそろっていても問題がある家庭はあるし、そろっていなくても立派な家庭もある。 両親の職業が、医者や弁護士といった世間一般的に「立派な」職業についていても、不幸せな家族がある。 一方で、世間には「恥…

無限の星空

高校時代、吹奏楽部、文学部、演劇部と部活を渡り歩いた。一番長く最後まで所属したのは文学部。演劇部は準部員の立場。友人から頼まれた。高校二年のときの演劇部。部員三名。頼まれて入った準部員二人。さあ、なにやるか、金もないから大道具に金もかけら…

シンパシイ

当事者ではないけれど、大きな事件が衝撃の記憶で残っていて、その話になると多少なりとも興奮するという事件は、誰にでもあるらしい。 うちの母の場合は、ケネディ大統領暗殺、三島由紀夫割腹自殺、浅間山荘事件。 私は、日航ジャンボ機墜落事故とサリン事…

とりあえずご挨拶

高校生相手に図書館利用教育と読書教育に携わっています。 学校図書館、特に高校の図書館、そしてあまり情報がない高校生の読書傾向についてまとめていきたいと考えてます。 それから、私の読書が電子書籍に移行してから、ますます作品の内容と表紙とタイト…